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Nid de guêpes   2002年



[監督] フローラン・エミリオ・シリ
[出演] ナディア・ファレス、リシャール・サムエル、サミー・ナセリ、ブノワ・マジメル

わずか4分間に数千発の弾丸が乱れ飛ぶ!これでもかっというくらいの銃撃戦が味わうことができる映画です。

史上最悪の売春組織マフィア幹部の護送中の警察特殊作戦部隊が、マフィアからの攻撃を受けてしまいます。
そしてたまたま逃げ込んだ倉庫には5人組の窃盗団がおり、この大きな銃撃戦に巻き込まれることになります。

このマフィアが何者?っていうくらい膨大な武器を持ち、ガスを使った化学兵器なんかも持っている。
しかし案外撃たれやすく、バタバタ死んでいく。…が、何人おるねん!ていうくらいの大組織で次々といろんな所からワラワラと現れてくるのです。

どうみても絶対絶命!な状況なので、どうやって助かるんかな、と思ってハラハラして最後を期待していたら、案外あっけなかった。
濃いのか薄いのか分からないアクション物です。

やたら身体能力の高い黒人が窃盗団の中にいるのですが、あの人こそ警察特殊部隊ちゃうかと最初思ってしまった。あの人の能力はあまり本編には関係なかったと思うのですが、その点についても、ちょっと謎。

でも、見ても損!という映画ではなく、普通に立て篭もりもの、ヨーロッパ映画のガンアクションと見れば、納得のいく映画です。

☆☆☆




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Les petits mouchoirs  2010年



[監督] ギョーム・カネ
[出演] フランソワ・クリュゼ、マリオン・コティヤール、ブノワ・マジメル、ジル・ルルーシュ、ジャン・デュジャルダン、ロラン・ラフィット、ヴァレリー・ボネトン、パルカル・アルビロ、アンヌ・マリヴァン

ノリ的にはフランス版男女7人物語みたいな感じ。ただしちょっと中年の。
結構日本ではレビューでの評判が悪かったみたいだけれど、私的にはこういう感じ好きですし、いろんな複雑な感情が想像できてウルッときちゃった。

仲良しグループみんなでいつも夏のバカンスを過ごすのが恒例になっているのですが、直前に一人が交通事故で危篤状態。そこでバカンスに行くかどうかも迷っている中、結局2週間だけどいうことにして、一人以外を除いて行くことに。
例年どおりワインをのみまくりビーチで泳ぎまくりのバカンスを過ごしているのだけれど、どこか少しずつ咬み合っていない仲間たち。表面では明るくバカ騒ぎしていてもそれぞれに複雑な悩みが渦巻いており、観てる私たちにはどこか繋がりが感じないのです。

自由奔放な中年の集まりで、
元恋人が忘れられないのに身体だけの関係のお相手がたくさんいる女、
妻も子もいるのに、じつは長年友人であった男友達に恋心を感じ出してしまった男、
男友達に告白をされゲイの扱いに狼狽する男、
夫婦のセックスレスに不満を感じ夜中エロサイトを一人見ている寂しい女、
恋人が大事だと分かっているのに女遊びがやめられない男、
分かれた恋人からのメールにいちいち反応し一喜一憂している男、
神経衰弱なのかと思うくらいナーバスでいつも何かイラついている夫に辟易している女、
自分が危篤で命も危ういと自分で分かっていながらサービス精神で見舞い客を笑かす男、
・・・
本当にやっかいな問題は中年だからこそ起こる問題で、解決法もシンプルではなく、責任のとれる大人だからこそ、相手もそこまで深く干渉しない。がそれ故に、どこかで喜怒哀楽が爆発し、感情が抑えられなくなっていきなりドバット露呈する。

とにかく30歳以上の大人は観てください。
そして孤独を隠している人にも観て欲しい。





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LA DEMOISELLE D'HONNEUR 2004年
[監督] クロード・シャブロル
[出演] ブノワ・マジメル、ローラ・スメット他:
それぞれ行為で愛を証明するの

完全なる人生のためにすべき事は4つ

”木を植える” ”詩を書く” ”同姓の人と寝る” ”人を殺す”
ファム・ファタールをご存知でしょうか?
フランス語でFemme fataleとかきますが、これは男にとっての『運命の女』というものです。
また、男を破滅させるほどの魔性の女のことを指します。

こういう女性にコロリとやられてしまうのは、きまって純朴で真面目な好青年。
夢中になったら現実の今までの生活なんかは忘れてしまい、彼女一本の生活になるのです。
まさしく、この映画の主人公フィリップはそんな絵に描いたような好青年。
彼が彼女に出会ったことで、最後は一緒に堕落していくのです。

「あなたと私」だけの世界で、狂気に満ちた恋愛模様を映画にするのが上手いフランス。
いつも曇りがちでグレーな街の雰囲気もとっても合うのです。

とても美しい映像の中に、冷たい怖さがある。
まさにヌーヴェルヴァーグの巨匠クロード・シャブロル監督だなぁというところ。
話の展開も地味で静かだが、決して飽きることなくむしろこの世界にのめりこんでいく。
ファム・ファタールである彼女の存在が大きいと思います。

演じているローラ・スメットは典型的なフランス美人ではなくどちらかというとアジア系の雰囲気ももっている顔立ちですが、あの悪女ぶりのキツネ顔も魅惑的で、体つきも肉欲的。
あまり配役に納得がいかないというコメントも多いようですが、私はこれは良いチョイスだったのではないかと思います。
☆☆☆☆☆

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Trouble 2005年

[監督] ハリー・クレヴァン
[出演] ブノワ・マジメル、ナターシャ・レニエ、オリヴィエ・グルメ 他

自分には母がいた。
それは葬式後の遺産問題で知った。
そしてその時同時に知ったんだ。
僕には、双子の兄がいた…

何故自分だけが施設に入れられ、孤児として育ったのか。
その謎がどんどん解けていく。

…けど、なんともストーリー展開が下手!
ちょっともたついています。

この双子の兄は、どんどん私生活の中に入り込んできます。
今まで築き上げた安心のテリトリー内に、ズカズカと土足で入り込んで来て、
拒絶するうちに、自分が狂っているのか、相手が狂っているのか分からなくなってくる。
だって一番信頼している妻でさえ、自分のことをそう見ているのだから。

双子のミステリーは、摩訶不思議でしかし現実味を帯びていて、
個人的には好きなんだけれど、
なんかこの映画の印象としては、モタツイタ映画で「オシイ!」の一言です。

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