Mères et filles 2009年
[監督] ジュリー・ロペス=クルヴァル
[出演] マリナ・ハンズ、カトリーヌ・ドヌーヴ、マリ=ジョゼ・クローズ他
祖母ルイーズ、母マルティーヌ、娘オドレイの3代にわたって女性のたちの生き方や、娘にかける想い、親に対する想いを綴った女性ドラマ。
母と娘の関係は、男性には分からないと思う。愛憎が入り混じった微妙な感情がいつも渦巻いている。
時代がかわれど、国がかわれど、そこは普遍的。
娘オドレイは、故郷を離れ、海外で働いている。
母マルティーヌは、生まれ育った土地で優秀な医者として暮らしている。
突然帰ってきた娘オドレイに対して、母マルティーヌはそっけない態度で棘のある言い方をする。
「娘は母親を捨てて海外に行った」と思っており、寂しさが憎しみに変わったのだろう。
一方、娘オドレイも、確かに家族から離れて海外に行ったことに対しては罪悪感があるのだが、母親の頑ななその態度を理解できない。
そんな二人の関係のキーワードとなってくるのが、祖母ルイーズだ。
自立心の強い祖母ルイーズは、専業主婦として家に閉じこもった生活をすることが我慢できず、ついに子供達を置いたまま家を出て行ってしまった。
そんな祖母ルイーズのような生き方を、母マルティーヌは理解できない。今もなお、自分が捨てられたということに非常に傷ついている。
娘マルティーヌも祖母ルイーズと生き方が似ていることで、さらに両者への憎しみが増す。
母と娘の関係がとても緻密に描かれている映画です。
全女性に見てもらいたい。
女というのは、こんなにも愛情に満ち溢れていて、それでいてビックリするぐらいのジェラシーが同時に存在している生き物なんです。
母と娘は親子であり友達でありライバル。
互いに1人何役もの顔をもっているからしばしば衝突が起こってしまうが、その根底には溢れんばかりの愛情があるのです。
☆☆☆☆
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POTICHE 2010年
[監督] フランソワ・オゾン
[出演] カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ファブリス・ルキーニ他
毎朝自然の中をジョギングし、森の動物たちに話しかけ、ポエムを手帳に書き留めるのが生きがいであるカトリーヌ・ドヌーヴ。
赤いジャージで走る姿は、どうみてもそこいらに居るおばちゃんだった。
うちの旦那曰く、上沼恵美子と似てるよね、だって。驚愕!そこまでだとは思いませんでした。
70年代が舞台とあって、映像のカラフルさには目を奪われました。
ポップな衣装や家具の嵐!
確かに私の母親の若かりし頃の写真を見ても、ファッションはこんなんだった。キュート過ぎる!!!
で、そんな時代のマダム達は、良妻賢母を求められ、家庭が人生の全てであったりするのです。
家でお気楽に過ごせる恵まれたマダム達は、一見幸福そうにみえても、ただの旦那のPOTICHE、飾り壺。
お飾りの妻は、旦那に意見をいうこともできず、娘には「ママはどうで何もできない」と馬鹿にされるだけ。
そんなカトリーヌ・ドヌーヴは、ウーマンリブ運動の波が押し寄せた時代背景もあり、会社の社長、さらには議員にまでなってしまうのです。
やはり女は男よりも有能かもしれない、、、とワタクシは旦那の横でほくそ笑んでおりました^^
個人的にファブリス・ルキーニが大好きなので、あの神経質なテンパリ具合にもう心鷲掴み!
うっとおしいけど、かわいくて憎めないよね~
☆☆☆☆
AU PLUS PRES DU PARADIS 2002年
[監督] トニー・マーシャル
[出演] カトリーヌ・ドヌーヴ、ウィリアム・ハート、ルナール・ル・コック 他:
もしかしたらもう少し歳をとってから見たほうがよかったのかもしれません。
あの世界一の美女といわれたカトリーヌ・ドヌーヴももう中年。キャリアウーマンだが独り身で侘しい役どころ。
(とはいっても、学生時代は学園のアイドルでいろんな男性からモテていたという設定だけれども)
昔の恋人に想いを馳せ、昔の映画『めぐり逢い』を見ながら自分と重ねる。
昔のあの恋人が目の前にやってきて、愛を囁いてくれないかしら…って。
そんなある日、その昔の恋人から手紙が来るんです。
「大晦日にニューヨークのエンパイアステートビルで君を待っているよ」
個人的には、近くにいた同級生に一番好感が持てます。
カトリーヌ・ドヌーヴのことを、学生時代からずっと好きだったというその同級生は、確かにイマイチぱっとしない。
身近に愛してくれる人のことなんて、眼中にもないカトリーヌ・ドヌーヴは、映画の役だとは言え、ピッタリでした。
ずっと片思いをしている女性は、中年になってもかわいらしい。
けれども、自分と同じようにずっと片思いをしている男性には全く興味をひかれないんだから不思議。
☆☆☆
[監督] ティエリー・クリファ
[出演] ジェラール・ランヴァン、カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアール他
ある人は言う
それは、おとぎ話だと
甘くやさしい物語だと
ある人は言う
それは、しぐさだと
そっと触れる手、見つめる手だと
ある人は言い、ある人は語る
それは一つだけ残された希望だと
でも私には
それは1本のバラ
偶然に見つけた1本のバラの花
自立とか青春とかいうものは、若者だけの専売特許ではない。
おっさんになっても、おばさんになっても、
新境地へ踏み出す一歩は難しい。若者以上に。
しかし、それは許されている!
家族とか兄弟とか旧友だとか、
深い関係は、ちょっとしたズレで疎遠な関係になる。
一個のわだかまりみたいなものが、どうやって崩れるか、
それはなにかのキッカケが必要だ。
そのキッカケをきちんとキャッチできるよう、勇気と柔軟さを持っていないとね。
この映画の人間関係は複雑すぎて、
理解するのに夫と確認しながらじゃないと、無理でした。
豪華な出演陣!
ストーリの内容は良いけれど、映画としてはあまりイマイチだと思う。
[監督] アルノー・デプレシャン
孤独は大きな問題だ
簡単な解決法などない
心が辛いこともあるだろう
秘密の宝を持つのはいいが
それを重荷にしちゃダメだ
君が悩んでいると僕が感じたら
助けたくなるだろう
どんな恐怖や怒りのせいで悩んでいるのか考える
立ち直るのに時間がかかった。これホント。
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