QUELQUES JOURS EN SEPTEMBRE 2006年
[監督] サンティアゴ・アミゴレーナ
愛するビノシュ出演というところと、タイトルに興味を湧きレンタルしました。
[監督] ディディエ・グルッセ
[出演] ミシェル・ガラブュル、リシャール・ボーランジェ他:
それぞれ行為で愛を証明するの
完全なる人生のためにすべき事は4つ
”木を植える” ”詩を書く” ”同姓の人と寝る” ”人を殺す”
ILS 2006年
[監督] ダヴィド・モロー、ザヴィエ・パリュ
[出演] オリヴィア・ボナミー、ミヒャエル・コーエン他:
「これはルーマニアで起こった実話に基づいています。」
そういう前置きが本編始まる前にスクリーンに書かれている。
余計に心理的恐怖が増すじゃないですか!
街から離れた林の中の一軒家に、ある若夫婦がとても幸せに暮らしていました。
自然に囲まれた広い家にいつものように二人っきりで、夜をむかえます。
ベッドに横になった瞬間、奇妙な音が聞こえてくるのです。
怪しんだ二人は、外の様子を見に行くのですが、そこに居たのは正体不明な集団。
何かがいるんだけれど、その姿ははっきり見えない。
家の中にも入り込み、執拗に追い詰めてくる彼達から果たして逃れられるのでしょうか?
まず、この屋敷が怖い。
冒頭幸せな夫婦の生活シーンなんだけれど、なんだか暗くて不気味すぎる。
こんな家、いくら広くても、すみたくなーい!
ホラーといっても、血が飛び散ったり、残酷なシーンが描写されているわけでもない。
しかしこんなに怖く創った監督の手腕にバンザイ。
でももっと怖いのがこれが現実だったんだからね…。
ホラーでよくある効果音で驚かすとかいった技法はとっていません。
(効果音ではないですが、彼らが立てる奇妙な音があります。これがまた気持ち悪い!)
そして、いきなり背後から現れたり、シャワー中に襲われたり(ハリウッドのホラー映画には良くある。笑)、そんなことも一切ありません。
夫婦で、テレビに向かいながら「こっちや!」「あほ!逃げろ!」「なんで武器もたへんねん!」とかずっと叫んでいました。
それだけ熱中したということです。
犯人像は途中でコレかもしれないというのが大体想像つきますが、なんだか確信をもてない。
でも最後に確信が持てたときに、愕然とするのです。
血が苦手でホラーが見れない人でも、これは大丈夫。
是非見てください。
☆☆☆☆

JE VAIS BIEN, NE T'EN FAIS PAS 2006年
[監督] フィリップ・リオレ
[出演] メラニー・ローレン、カド・メラッド、イザベル・ルノー他:リリ 自分の世界を抜け出して別の道を歩むんだ
頭の中の悪いことは全て放り投げて、助けなんかなくたって生きていける
知らなきゃいけない事がもっとある
どんな時だって、どこにいたって、君をリードするよ
リリ 僕らのような人間にも、まだ居場所はある
全て人の手には同じ血が流れてる
羽があるからって天使になれる訳じゃない
頭の中の暗いことは全て放り投げて、助けなんかなくたって生きていける
「心配しないで、ぼくは元気だ」と原題は、この映画が見終わったあとに胸に響く。
父親との諍いから双子の兄が行方不明になり、まったく連絡がとれないリリは心を病んでしまう。
精神科の病院に入院させられ、もう身体も心もボロボロになった頃、愛する兄からの手紙が届く。
愛のある映画で、地味ながらも非常に良作です。
ほんのりとした優しさを魅せる技っていうのは、フィリップ・リオレが他の監督よりも秀でている点だと思います。
嘘は嘘でも愛のある嘘は後からさらなる哀しみを引き起こす。
けれども、自分の哀しみでうける辛さより、相手に哀しませないためのやり方で、そこには深い愛情があるんです。
☆☆☆☆☆
AU PLUS PRES DU PARADIS 2002年
[監督] トニー・マーシャル
[出演] カトリーヌ・ドヌーヴ、ウィリアム・ハート、ルナール・ル・コック 他:
もしかしたらもう少し歳をとってから見たほうがよかったのかもしれません。
あの世界一の美女といわれたカトリーヌ・ドヌーヴももう中年。キャリアウーマンだが独り身で侘しい役どころ。
(とはいっても、学生時代は学園のアイドルでいろんな男性からモテていたという設定だけれども)
昔の恋人に想いを馳せ、昔の映画『めぐり逢い』を見ながら自分と重ねる。
昔のあの恋人が目の前にやってきて、愛を囁いてくれないかしら…って。
そんなある日、その昔の恋人から手紙が来るんです。
「大晦日にニューヨークのエンパイアステートビルで君を待っているよ」
個人的には、近くにいた同級生に一番好感が持てます。
カトリーヌ・ドヌーヴのことを、学生時代からずっと好きだったというその同級生は、確かにイマイチぱっとしない。
身近に愛してくれる人のことなんて、眼中にもないカトリーヌ・ドヌーヴは、映画の役だとは言え、ピッタリでした。
ずっと片思いをしている女性は、中年になってもかわいらしい。
けれども、自分と同じようにずっと片思いをしている男性には全く興味をひかれないんだから不思議。
☆☆☆

LA FILLE DE KELTOUM 2001年
[監督] メディ・カレフ
[出演] シリア・マルキ、バヤ・ベラール、デボラ・ラミー他:
人生に不満が?
旅をしてこの国を見たでしょ この国の男や女を
フランスのモデルである主人公ラリアは、自分の産みの親を探すべく、砂漠の国へ一人旅立つ。
到着した村は非常に貧しい村であり、そこには母親の姿はもうなかった。
残されたのは、かなり歳老いた祖父と、そして不思議な力を持つ知恵遅れな叔母だけだった。
何故自分を捨てたのか?母親に会って聞きたい、そして回答によっては殺してやる、とまで強い意志を持ち、どうしても母親を探し出すべく、母親の向かったであろう町まで長い旅をする。
成り行きで叔母とともに旅をすることになったが、そこには大きな意味があったのだ。
この砂漠の国は、あくまで想像の舞台だが、きっと広いアフリカの大地にはどこかにこのような村が存在するのだろう。
男尊女卑も酷く、女性はベールを脱ぐこともできない。カフェにも立ち入ることができない。
毎日の労働は女性がするものであり、男性は荷物を運ぶことすらしない。
私の今住んでいる世界から言えば酷い話だが、これが当たり前だと考えている人たちだっている。
今の世界から言うと、こんな状況は『悪』だが、そんな倫理は通用しない。
きっと過酷な自然に囲まれてこそわかることだってあるのだ。
☆☆☆☆

LE PORTE-BONHEUR 2006年
[監督] ローラン・デュソ
[出演] オルガ・キュリレンコ、アトマン・ケリフ、パスカル・エルベ他:
ジャケットは嘘偽りですから要注意。
オルガ・キュレリンコ主演じゃない!助演です!
しかもこのショットから想像するような映画ではない。
結構ドタバタの、ぬるいコメディです。
ソフィア(オルガ・キュレリンコ)の息子がロシアのマフィアに誘拐され、巨額の身代金を要求される。
そこで、息子を助け出すために協力してくれる男性が二人登場。
一人が何をやっても失敗する超運の悪い男で、もう一人は教会から一歩も出たことのない超真面目な修道士。
はたして上手く救出できるのでしょうか・・・?
この映画の魅力はオルガ・キュレリンコの美しさ一点のみ。
主役の男性は、出川並みにうっとおしいし(笑)
オルガ・キュレリンコのストリッパー姿は、女性でも惚れ惚れします。
結構大胆なポーズをしているんだけれど、あれは彼女的にOKだったのね。
まあ、007のボンドガール以降だったらやらないでしょう。
ちょっと雰囲気がエマニュエル・ベアールに似てるような。
☆☆
ほら あそこが天国だよ。
―死んだらね。
でもないさ。僕なんて死んでるようなもんさ。
海が好きだ。初めて来たけど大好きさ。
FISSURES 2006年
[監督] アランテ・カヴィーテ
[出演] エミリー・ドゥケンヌ、リュドミラ・ミカエル他:
映画の紹介で、『五感を震わすシチュエーションスリラー』と書かれていたが、
そうか、こういうことだったのね。
何者かに母親を殺されてしまい、悲しみにくれながら実家で過ごしていた娘・シャルロット。
すると壁のヒビから不可解なノイズが聞こえてくるのに気付く。
彼女の職業は、音響のプロで、マイクから地底の音だとか自然の音だとかを収録する仕事。
マイクを近づけ収録してみると、死んだはずの母親の声が聞こえ、それは過去の音だった。
人間は喜怒哀楽に満ちた人生を生きている。それを家が全て見ており、記録しているとしたら・・・
シャルロットは殺人事件の謎を解くために、その日の音を探し続けることに―。
良い環境のサウンドシステムでこのDVDを見れば、もうちょっとは面白かったのかも。
マイクで音を拾っては、それを録音するといった地味な作業が続くので、淡々とした物語の運び方。
期待して見たら期待外れで、期待しないで見たらまあまあ飽きずに見れたというぐらいの映画です。
理にかなっていないところが多々あるので細かいことを気にしないで見ましょうね。
☆☆☆



