Riens du tout 1992年
[監督] セドリック・クラピッシュ
[出演] ファブリス・ルキーニ、ジャン=ピエール・ダルッサン、ピエール=オリヴィエ・モルナス、ナタリー・リシャール、オリヴィエ・ブロ-シュ、マイテ・ナニール他
セドリック・クラビッシュ監督の長編デビュー作品です。
1年の約束で、デパート“グランド・ギャルリー”の経営立て直しを命じられた新社長ルプチを演じるのが、私のご贔屓ファブリス・ルキーニ。
まずはやる気の無い社員を一致団結して奮い立たせるため、新社長は色々な風変わりな企画を打ち出します。笑顔研修?マラソン?キャンプ?でもなんやかんや言いながら、社員達は一応参加して取り組んでいる姿がフランス人っぽいなーと思ったり。
大爆笑!とまではいかないのですが、やはりファブリス・ルキーニの微妙な言動は私にはツボでして、はりきって百貨店経営を立て直すべく熱く経営理念や思想をセミナーで語る姿が、滑稽すぎです。でも、あんな人本当に身近に絶対に一人はいるので、上手いなーと思います。
百貨店の撮り方もアッパレ!小さい頃に百貨店に行った時のあの何でもあるワクワク感が、この映画からも味わえます。
というのも、多分、撮り方が雑欄としていて、それがまた効いているのです。
一回のカメラワークで次々と売り場の様子が映し出され、横だけでなく上下も吹き抜けを利用して、同時にいろんな場面で起こっている事をごったくたにして観客が見れる手法。
残念ながらこの百貨店は今はもう潰れてしまって無いそうです。
☆☆☆
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