

[監督] ジャン=マリー・ポワレ
[出演] トメル・シスレー、ジョーイ・スタール、ジュリアン・ボワッスリエ、ローラン・ストーケル、ビロル・ユーネル、他
マフィアから大量のコカインが盗まれる。その犯人はなんと刑事二人組み!
首謀者の刑事ヴァンサン(主人公)が腹部を刺され重傷を負った上に、マフィアに顔がばれてしまう。
そして、コカインを返すという条件と交換に、息子が誘拐されてしまうのです。
もちろん、父親はコカインをすぐさま返そうとします。
しかし、隠したはずのコカインが無い!大ピンチ!
だれがそのドラッグを違う場所に移したのかというと、ヴァンサンを怪しいと思って少し前から尾行していた女性麻薬捜査官。
ヴァンサンにとってはマフィアに加え、女性麻薬捜査官からも追われ、四面楚歌です。
そしてそれだけでなく、大量のコカインを買い取ろうとしていた別のトルコ系マフィア組織も、しびれを切らして、「騙された!誰悪いん?え?あいつ?・・・殺すっ!」と暴れる始末。
もう、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれた主人公が、果たしてどう息子を助けるのか?
舞台は8割がナイトクラブでの出来事で、暗い中でスピーディにこれでもかというくらい続くアクションに、目が離せません。
主人公を応援したいようで、もとは悪徳警官だし・・・という思いが胸の中でもやつき、よく分からない立場で鑑賞せざるをえないのですが、それでも感情移入してしまいます。
ベタに小麦粉を袋につめ、コカインに見せたてるシーンは、もうハラハラドキドキ!これマフィアの大組織相手にやるか?!
アメリカでもリメイクが決まり、映画ファンをとりこにした作品です。
☆☆☆☆
-----------------------------------------------------------------
ゼロからのフランス語オンライン教科書:
ビビとボボのフランス語
→http://www.bibibobo.net/
フランス語スカイプレッスン
→http://frenchskypelesson.weebly.com/
フランス語南大阪個人レッスン
→http://osaka-french-lesson.weebly.com/
-----------------------------------------------------------------

L'IMMORTEL 2010年
[監督] リシャール・ベリ
[出演] ジャン・レノ、カド・メラッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、他
ジャンレノがもはやドラえもんにしか見えない日本では、レオン世代でない若者にはもっと滑稽に映るかも?!
とにかくDVDのパッケージ裏のメッセージ「レオンから17年、愛する者を守るため、男は再び戦うことを決意する!」とは、商魂たくまし過ぎる!比較対象にもならないくらい全然関係ないですよ~
しかしそこそこ楽しめます。
マフィアの世界から足を洗ったにも関わらず、22発の銃弾を打ち込まれ、瀕死の状態。
襲撃したボスはなんと兄弟の契りをかわした位の旧友。
初めは復讐を考えなかったジャンレノも、信頼する部下が残虐に殺されては黙ってはいられない。
一人一人、銃弾を頭と心臓に打ち込んで殺していきます。
しかし、息子が誘拐されたことで、ファイナルへどんどん話は加速していくのですが、、、
そこそこのありきたりなストーリーで、娯楽映画としては☆3つくらいかな?
ただ、私の贔屓のジャン=ピエール・ダルッサンが良い役していたので、私は満足です!!
☆☆☆
-----------------------------------------------------------------
ゼロからのフランス語オンライン教科書:
ビビとボボのフランス語
→http://www.bibibobo.net/
フランス語スカイプレッスン
→http://frenchskypelesson.weebly.com/
フランス語南大阪個人レッスン
→http://osaka-french-lesson.weebly.com/
-----------------------------------------------------------------

JACQUOU LE CROQUANT 2007年

Nid de guêpes 2002年

Diamant 13 2009年

Les Lyonnais 2011年
[監督] オリヴィエ・マルシャル
[出演] ジェラール・ランヴァン、チェッキー・カリョ、ダニエル・デュヴァル、ディミトリ・ストロージュ、他
70年代フランスで「リヨンの男たち」として名を馳せた実在のギャング、エドモン・ヴィダル(通称モモン)の激動の半生を描いた作品。
きっかけは、さくらんぼをひとつかみ盗んだことから始まる。
過去と現在の物語が交差して、仲間のうちのだれが裏切り者なのか、どうしてこんなことになったのか、が徐々に分かってくる。
北野たけしでそのまんまリメイクできそうな仁義モノ。
還暦をむかえ、足を洗ったにも関わらず、友情を捨てきることができずに、ギャングの世界で最後の仕事をする。
そんな文句なしにカッコイイ!!!モモン演じるジェラール・ランヴァンが最高に渋いのです。
ラストシーンは、フランス映画と日本映画に通ずる美。ルノアールってこんな感じだった。
アメリカ映画には無いエンドロールを堪能してくださいね。
☆☆☆☆☆

À bout portant 2010年
[監督] フレッド・カヴァイエ
[出演] ジル・ルルーシュ、エレナ・アナヤ、ロシュディ・ゼム、ジェラール・ランヴァン他
患者が何者かにより呼吸器を止められ、あやうく命を落とすところを、看護助手である主人公サミュエルが間一髪の対処で救ってしまったことから、事件は始まる。
「今から3時間以内にお前が勤める病院から警察の監視下にある男を連れ出せ。さもなければ妻を殺す」
ある男とは、昨日命を救った患者のことであり、彼は指名手配中の強盗殺人犯であることが分かる。
それでも妻を救うために、必死で犯人の要求に従うが、それゆえ警察からも追われる破目に。
サミュエルは、ただの看護助手である。
襲われると弱いし、銃もなかなか上手く使いこなせない。
そこが観ていて一緒に応援したくなるんです。結構あっけなく捕まるし。あれで強かったら現実味ないもんね。
また、部外者が警察に入り込むための策が、なるほど!でこれも現実離れしていない。
パリのオペラあたりの街や地下鉄を走り回るシーンは、パリをよく知っている方は見たことのある景色ばかりで面白いと思います。
きっと撮影大変だっただろうなー
中だるみもなく、85分があっという間に過ぎた映画です。
こういった警察内部の汚職は、大なり小なり実はほんとうにあるんだろうな。
そんなことを知ると、やっぱり主人公みたいに何かあっても警察に通報せずに自分でやろうとする気持ちがわかる。
しっかし、主人公よりも、ジェラール・ランヴァンの迫力勝ちですな!
☆☆☆☆
-----------------------------------------------------------------
ゼロからのフランス語オンライン教科書:
ビビとボボのフランス語
→http://www.bibibobo.net/
フランス語スカイプレッスン
→http://frenchskypelesson.weebly.com/
フランス語南大阪個人レッスン
→http://osaka-french-lesson.weebly.com/
-----------------------------------------------------------------
LE DEUXIEME SOUFFLE 2007年
[監督] アラン・コルノー
[出演] ダニエル・オートゥイユ 、モニカ・ベルッチ 、ミシェル・ブラン 、ジャック・デュトロン他
裏切り者を かならず見つけ出す
昔のギャングは
署名代わりに同じ銃を使うんだ
マフィアの抗争、警察との対決、男の生き様など、、、高倉健バリの渋い映画でした。
60年代のフランスが舞台で、全てのシーンがレトロ間が漂っている。
ザ・マフィアといわんばかりのトレンチコートと帽子、高級車がこれまた良い味。渋すぎる~。
峰不二子の立ち位置であるモニカ・ベルリッチもドンピシャの役どころ。
また、カットも分かるか分からないかぐらいのスローが、ここぞといった場面に使用されており、この時代にタイムトリップしたかの感覚を味わうことができます。
義理人情とか、マフィアものだとか、サムライ魂とかが好みな男性なら、かなりこの映画は大好きになるはず!
女性でも、男の美学たるものを味わって、もうメロメロ。
ほんと、なにをとっても、色気のある映画でした。
しかし、ダニエル・オートゥイユ出演の作品でハズレだったことがない。
☆☆☆☆
-----------------------------------------------------------------
ゼロからのフランス語オンライン教科書:
ビビとボボのフランス語
→http://www.bibibobo.net/
フランス語スカイプレッスン
→http://frenchskypelesson.weebly.com/
フランス語南大阪個人レッスン
→http://osaka-french-lesson.weebly.com/
-----------------------------------------------------------------

LE BOULET 2002年
[監督] アラン・ベルベリアン
[出演] ジェラール・ランヴァン、ブノワ・ポールヴールド他
日本で売られているDVDは、TAXIを彷彿とさせるジャケでカーアクション好きの人が間違って手に取りそうで危ういので要注意。
一瞬始まりはアクションかなーと思いましたが、観覧車が転がるシーンから「ありえない~!」と笑うシーンが続出。
そうなんです、この映画は100%コメディです。
暗黒街のボスと看守が1500万ユーロの宝くじを追って、アフリカへ。
まず、この設定が間抜けすぎる。普通宝くじとじゃなく現金とか宝石とか麻薬とかでしょ^^
で、看守がどうしようもないお調子ものの厄介者で、つまりLE BOULET。
かなり神経質な性格で、人の飲みさしのペットボトルは拒否するわ、豪華ホテルのプールの殺菌度をしつこく確かめるタイプ。 発言がウザく空気読まない人間ですが、無邪気で悪気がないものだから憎めない。
一方暗黒街のボスは、冷酷ではあるが仲間を非常に思いやる人間。しかし今でもキレると容赦ない。
そんな二人のドタバタ道中が、100分間続くのです。
しかし、フランスは男性同士の友情物語が好きみたいですね。
ちょこちょことした笑いが詰め込まれており、クスッとした笑いが好きな人にはお薦め。
「ありえない~!」といったシーンも満載で、こういったシーンをいかに脳を空っぽにして楽しめるかが鍵。
☆☆☆☆

Yamakasi Les samourais des temp modernes 2001年
[監督] アリエル・ゼトゥン
[出演] YAMAKASI、マエル・カモウン他
高層ビルを軽々と上るパフォーマンス、これ実在するんですよねぇ。
人間ってすごい潜在能力があるんだと実感。
人間も動物なんだなぁ。
NOスタント!NO特撮!ですが、それならその後同じくリュック・ベッソンが脚本を手がけた『アルティメット』のほうがすごいかな。
でもこっちが先か。
しかしテンポの良さよは関係なく、
私は権力というものを考えさせられました。
私は権力肯定派?否定派?
こんな疑問が。
結局善を守るためには善で悪と闘っても無理。
そして悪で悪と闘う。
しかし普通の人が悪だと、この世でその後生きていけないから、
権力使ってなら堂々と悪を出せる。そしてお咎めなし。
権力あったらなんでもできるんだよねぇ、結局。
☆☆☆
BANLIEUE 13 2004年
[監督] ピエール・モエル
[出演] シリル・ラファエリ、ダヴィッド・ベル他
何がスゴイかって、CG無しスタント無しワイヤー無しなのです。このアクション。
肉体は鍛えることで、ここまで超越したことができるのか!
ビルとビルの間をピョンピョン飛び回る姿は、忍者?!
霊長類ヒト科の極致です。
かの有名なリュック・ベッソンが製作・脚本を手がけています。
フランス映画はイマイチ苦手な人でも、彼は好きという人もいるはず。
舞台は2010年のパリ。
治安の悪くなったパリ郊外とパリとの間に大きな壁を作り、
パリの安全を守っている。
つまり郊外は国家に捨てられたも同然、警察も学校も消えたのだ。
そんな中、ある事件が起こるのですが、
確かに今のパリの現状を危惧している様子が現れています。
郊外は、ほんまにBボーイっぽい服装をした若者であふれ、
夜は歩けなくなっている。
フランス的なものが感じられなくなった今のフランス。
REGARDE LES HOMMES TOMBER 1994年
[出演] ジャン=ルイ・トランティニャン、マチュー・カソヴィッツ、ジャン・ヤンヌ他
マチュー・カソヴィッツをご存知ですか?
アメリのボーイフレンドといえば、大抵の方は分かるはず。
その彼が登場してます。
そしてその彼が、アメリの役柄以上に、最高の演技をしている。
(アメリより前の作品だけれども)
こういう少し頭の弱い役、変わった少年役を演じさせたらピカイチ。
タイトルの天使とは、そうです。彼のことなんです。
犯罪映画なのに、スタイリッシュ、
男ばっかり登場するのに、男クサクない。
フランス語のタイトルどおり、
堕ちていく男たちの様子を描いているんですが、
暗く悲惨にならないのは、
天使がいるから。
しかし、彼は天使だけど、悪魔の子だと思う。
[監督] フレデリック・シェンデルフェール
[出演] モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル他
夫婦で稼いでます。
スパイ映画ですが、ハラハラ感を期待してはいけません。
スパイだけど人間らしい生活に戻りたいと憧れる女性の心情に焦点をあてている。
地味。
結構濃い内容なのに、最後の終わり方のせいで、
なんだか急に頭が緩んでしまったって感じ。
ちと残念。
人気の投稿
-
Une nuit 2012年 [監督] フィリップ・ルフェブル [出演] ロシュディ・ゼム 、 サラ・フォレスティエ 、 サミュエル・ル・ビアン 他 フレンチノワール的邦画タイトルですね、好き。 夜のパリをひたすらかけめぐる。大きなドンパチもな...
-
Le Havre 2011年 [監督] アキ・カウリスマキ [出演] アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、ジャン= ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲル 他 フランス・ノルマンディー地方の大西洋に臨む港町ル・アーブル。 そこにひっそ...
-
Tous les matins du monde 1991年 [監督] アラン・コルノー [出演] ジャン=ピエール・マリエール 、 ジェラール・ドパルデュー 、 アンヌ・ブロシェ 、 ジェラール・ドパルデュー 他 音楽で生計を立てる人を必ずしも『音...
-
Ma Mere 2004年 [監督] クリストフ・オノレ [出演] イザベル・ユベール、ルイ・ガレル他 こんなにアンシーの尻が好きなのは 神への反抗かな 肉体の悦びも 信仰の喜びも どちらも神聖だ これこそフランス映画は変わってるといわれる所以の映画ではないでしょ...