Intouchables 2011年
[監督] オリヴィエ・ナカシュ、エリック・トレダノ
[出演] フランソワ・クリュゼ、 オマール・シー 他
誰に対しても全く態度を変えない人、って案外周りに居ない。
上司にはヘコヘコするし、金持ちにはヘラヘラするし、障害者にはソワソワ。
差別というより扱い方がわからない、だって未知のものだし。
外国人に対してもそうです。
日本にいる外国人に対してニコニコと愛想を振りまき、へんな喋り方をする人。
たまにいる。めちゃくちゃ虫唾がはしる。
といっても、私だってロックミュージシャンにあったらハイテンションで舞い上がるとおもう。
想像すれば恥ずかしいけど、自然とそうなってしまうのが大多数なんちゃうかしら。
しかし、黒人青年のドリスは違った。
事故で全身麻痺となり車いす生活を送る富豪フィリップの介護者面接の場で・・・
他の応募者たちが介護実績をアピールする中、開口一番「不採用」のサインをくれ、と切りだした。ドリスは不採用通知3つで出る生活保護手当が目的らしい。
ドリスは、障害者であるフィリップに対し、普通の人と同じ様に接する。
動けないのに携帯を差し出す。
障害者用の車をみて、「荷台なんかに人を乗せることは絶対にしない!」と言って、スポーツカーの助手席に乗せたり。
障害者ということを無視するわけでもなく、それを逆手にとってユーモアに変える。
動けないことをネタにし、笑いをとる。
それがもう面白くて面白くて、映画館で久しぶりに大爆笑しましたよ!!!
他にも、クラシックを聴いてドリスがコメントするシーンがあるのですが、
もうその表現が素晴らしく面白くて、お腹がいたかった!!!
つまり、哀れみや涙なんて一切この映画にはありません。
良い話で心があったまるけれど、泣きはしないから、キャッチコピーに騙されないでね。
「感動作!!!」なんて言う人は、絶対フィリップに採用なんてされないから。
☆☆☆☆☆
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