Le passager de la pluie 1970年
[監督] ルネ・クレマン
[出演] マルレーヌ・ジョベール、チャールズ・ブロンソン 他
井戸がとっても深かったのか、
それともアリスの落ちかたがゆっくりだったのかもしれません
だってアリスは落ちながら、まわりを見まわして、
これからどうなっちゃうんだろうと考えるだけの時間が
たっぷりあったからです
―『不思議の国のアリス』より
ある雨の日、フランスの田舎町に見知らぬ男性がバスから降りてくる。
それを目撃してしまったメリー。
メリーの自宅までつけてきたその男は、メリーを襲う。
ストッキングを被って襲うシーンは気持ち悪い。(が、なんだか少し失笑。。。あの演出は現代では無いゾ)
そして、メリーはとっさのあまり、銃で男を殺してしまう。
冷静に考えれば、正当防衛で、警察にも電話をかけて話そうとするのですが、
そうすると強姦にあったことも話さないと行けない。
そこで、メリーは死体を隠すのです。
しかし、そこで事件は終わらず、本当の雨の訪問者は、チャールーズ・ブロンソン扮するハリー・ドブス。
映画の最後の最後まで、しつこくしつこく付きまとい、「君が殺ったのか?」と聞いてくるのです。
ドブスは一体何者なのか?何故そこまでメリーを追うのか?
70年代のファッションや車がとてもキュート!
マルレーヌ・ジョベールもお人形さんみたい!エナメルの白いコートはCourregesのかなーー??
これぞ私たちが想像するフランス!ってな感じで、このころのシャンゼリゼ通りもエッフェル塔の醸し出す雰囲気もとても美しく、これぞメランコリック!
そして、もう一つの面白みは、
本編に散りばめられている、小さなディテール。
窓に投げるクルミ、
爪を噛むしぐさ、
LOVE LOVEのエプロン、
四つんばにされる少女、
ブランデーを飲み干して回るカウチ、
e.t.c........
☆☆☆☆
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