モナコの娘

投稿者 Yumeka Roche 2010年3月22日月曜日

LA FILLE DE MONACO  2008年

[監督] アンヌ・フォンテーヌ
[出演] ファブリス・ルキーニ、ロシディ・ゼム、ルイーズ・ブルゴワン、ジャンヌ・バリバール、ステファーヌ・オードラン他:

ファブリス・ルキーニはいつもチャーミングなおじさん役を演っていて、とても可愛い。おじさんなのに少年の表情をしていて、映画のように若くて美人な女性にモテるのが分かる気がします。

今回のファブリス・ルキーニは、刑事裁判を手がける弁護士の役。頭脳派、饒舌、ちょっとひねくれモノで女性好き。 そんな彼がモナコのケーブルテレビのお天気お姉さんに恋に落ちる。

このお天気お姉さんは、セクシーで自由奔放。積極的にファブリス・ルキーニにモーションをかけてくる。その魅力にいつのまにか振り回されるファブリス・ルキーニは、おじさんのくせにもうタジタジ。
恋は盲目
といいますか、完全に翻弄されてしまっているファブリス・ルキーニの行く末が心配で、観てるこっちもハラハラします。

そして、もう一人重要な人物が、裁判に控えてファブリス・ルキーニを24時間警護するために雇われたボディガード。このボディガードはファブリス・ルキーニの性格とは全く反対で、真面目で寡黙、仕事を淡々とこなす。しかし段々とファブリス・ルキーニの知性と人間性に親しみを感じていき、自分にはない教養をもったファブリス・ルキーニをリスペクトするようになります。
このボディーガードは以前、お天気お姉さんと付き合ったことがあり、彼女が娼婦まがいの女性であることをファブリス・ルキーニに忠告するのですが、それもうまくいかず、どんどんとお天気お姉さんのペースに皆がはまっていきます。

最後はどこに落ち着くのかな、と思っていたら、かなり大胆なストーリー展開になったので驚きました。
そういう展開がなんだか、ファブリス・ルキーニらしくてピッタリだったと思います。

ちなみに、このお天気お姉さんは、本当に有料テレビのお天気コーナーに登場している人なんだそうです。
ほぼヌードではないかというくらいキワドイ服装のオンパレードに、かつベッドシーンまで演っちゃったこのお天気お姉さんはタダモノではない。
日本では絶対あり得ないよね。引退後に仕事がなくてヌードだったら分かるけれど、バリバリ現役でお天気キャスター勤めてるんだもん、すごいと思います。
それだけフランスでの映画が、一つの芸術とみなされていて、たとえヌードであってもそれは恥ずかしくもやらしくもないという見方なんでしょうね。

☆☆☆☆

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