潜水服は蝶の夢を見る

投稿者 Yumeka Roche 2010年2月17日水曜日



LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON  2007年

[監督] ジュリアン・シュナーベル
[出演] マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリー=ジョゼ・クローズ、マックス・フォン・シドー他:

"ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)"
つまり脳は正常なのに体も動かせず声も出せず、唯一左目のまぶたしか動かすことの出来ない全身麻痺状態。

脳梗塞で倒れてこのような状態になった「ELLE」編集長ジャン・ドミニク・ボビーの実話を映画化したものである。

映画とは、どの瞬間で一時停止をしても、絵になるのが映画であり、そこがテレビドラマとは違うと誰かが言っていた。
まさしくこの映画は、どのシーンをとっても絵になる映画だ。
何も病床の主人公を哀れみ涙を誘う物語でもない。淡々と話は進んでいく。

「想像力と記憶力さえあれば、どこでも僕は旅立てる」と彼は言う。
その両者をフルに回転させ、瞬きだけで言葉を伝えて出来たこの物語は、私達の心まで軽くする。まるで私達も蝶になったかのように。

冒頭の40分は主人公であるマチュー・アマルリックは登場しない。
彼からの目線で撮られたカメラワークがとても面白く、瞬きで時々風景が遮断されたり、ぼやけた視界のままで、物語が進行していく。本当に彼の目線で体験できるのだ。

マチュー・アマルリックのあの口のゆがみは、特殊メイクではなく入れ歯を入れた状態だそうだ。
痛みを伴う入れ歯で演技をすることに意味があったと。
その言葉からもわかるように、彼の演技が全編とおして素晴らしい。

生きてること、思いのままに体を動かせること、他人とコミュニケーションがとれることがいかに大切かがとても理解できました。

原本も読んでみたいと思います。

☆☆☆☆☆


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