TOTO LE HEROS 1991年

[監督]　 ジャコ・ヴァン・ドルマル
[出演]　ミシェル・ブーケ、ミレイユ・ペリエ、ジョー・ドゥ・バケール、サンドリーヌ・ブランク 他

向かいの裕福な同じ誕生日の少年と、産院が火事にあった騒ぎの中で取り間違えられたと思い続けている少年。
それからずっと、彼に対する妬みと復讐の念を糧に、生きていく。

人生って、ほんと地球の歴史からいうと、ほんの一瞬で、なんか儚く虚しい。
人生ずっと悲劇であっても、それがちょっとした視点から覗くと喜劇としても見れちゃう点が、生きてて面白いナーって思う瞬間じゃありませんか。
ま、それに気づくのが、死ぬ間際かもしれませんが。。。

重苦しい回想であっても、話し口調はどこかユーモアがあるので、見てて全然暗くならない映画です。
フランスの有名なシャンソンの「ブン！」もあちらこちらで使われていて、これがまた人生賛歌の歌なのでなんか落ち込まない。

何度も見返したくなるような、ちょっと変わったタッチの映画です。
これで泣ける人はかなりの大人だと思う。

☆☆☆☆