DEUX HOMMES DANS LA VILLE 1973年
[監督] ジョゼ・ジョヴァンニ
[出演] アラン・ドロン/ジャン・ギャバン/ミムジー・ファーマー/ミシェル・ブーケ/イラリア・オッキーニ/アリエル・ドンバール/ジェラール・ドパルデュー、他
懲役を終え出所した男(アラン・ドロン)と彼の社会復帰を見守る保護監察司(ジャン・ギャバン)。
序盤からゆったりと話は進んでいくのとは裏腹に、ラストシーンの素早さ、あっけなさにはショックが大きい。
足を洗い真面目に働き第二の人生を歩んでいるアラン・ドロンに、疑いをもった刑事がしつこくつきまとう。
その執拗な監視に、どんどん苛立ちがつのり、平凡でも幸せだった生活が壊されていく―
ギロチンにかけられる前の、ドロンがギャバンにみせた最後の眼差し。
ギャバンを俳優としてまた人生の大先輩として尊敬していたドロン。40近いドロンは、いわば時のスターだったが、大御所ギャバンの前だからか、最後の眼差しは少年の眼差しだった。
監督のジョゼ・ジャバンニの作品はいつも魂を揺さぶる。そして人間をありのまま映し出している。
映画の中ではドロンは大統領恩赦は却下される。
一方、この監督自身、死刑を宣告されるが、父の尽力により大統領恩赦を受けてまぬがれるという過去を持つ。
そういう過去もありこの映画をとれるのだから、魂を揺さぶらないはずが無い!
☆☆☆☆☆
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