DES HOMMES ET DES DIEUX 2011年
[監督] ザビア・ボーヴォワ
[出演] ランバート・ウィルソン、ミカエル・ロンズデール、オリビエ・ラローデイン、フィリップ・ランデンバック、ジャッキー・へリン、ロイック・ピション、ザヴィア・マリイ、ジャン・マリー・フリン他
1996年にアルジェリアで起きた、フランス人修道士誘拐殺人事件を映画化。
非常にヘビーな実話だけに、観た者すべてに重い衝撃を与える。そして特別な映画となるだろう。
修道士の生活、それは自給自足で暮らし、ある時間になると神への祈りと歌を捧げる。
そんな何も起こらない生活が奇跡のようで、一人一人の動きそのものが美しい。
アルジェリア内戦が起こり、外国人排除を掲げるテロリストは次々と外国人の殺害を続けている。
フランス国家からは帰国命令が発令されるのだが、修道士たちは最終的にひとつの決断をする。
クライマックスは結果的に最後の晩餐となったシーン。
白鳥の湖の曲が大音量で流される。
台詞は一切無く、食事をしている修道士一人一人の顔がゆっくりと映し出され、美しさと残酷さと全てが相まって、清清しくてそれでいて胸苦しくて、感動的な瞬間を観ている者は味わえる。
このシーンを思い出すだけでも、この映画への愛が満ち溢れるよ。
☆☆☆☆☆
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