理想の出産

投稿者 Yumeka Roche 2013年7月23日火曜日


Un Heureux Evenement  2011年

[監督] レミ・ブザンソン
[出演] ルイーズ・ブルゴワン、ピオ・マルマイ、ジョジアーヌ・バラスコ、ティエリー・フレモン

フランスの人気作家の自伝小説をもとに映画化されたこの作品、フランスで大ヒット!
出生率がヨーロッパで首位の国フランス(2011年のデータでは2.03人)、これを観た若者も出産に対してストレスなく自然に向き合える人がまた増えるのではないでしょうか。

出産って神秘的で最高に幸福なことで…と世間が私たちを騙し、どちらかというと出産しない女性を異端児とみなす。
出産とは生物学的なもので、訪れたら向き合わないといけないだけのもの。勿論幸せはその後に付随してくるものなんだとうけど、そんな余裕がなく自分の心身ともに変化する姿と、周りとの調和とで精一杯。

ホルモンというのはやっかいで、いままで理論攻めだった頭も狂わすくらい。なんでイライラするのかなんで涙がでるのか分からない。自分が分からないから周りにいる人ももっと分からない。ホルモンのとばっちりを受けているのは周りだけでなくホルモン出してる本人もなのです。そして体型もいままでずっと付き合っていた形とは異なり、見慣れない姿に変化していく。そして内から蹴られたりシャクリされたりするのですから、そりゃ妊娠ちゃうかったら狂いそうな出来事。SFです。

そして、ようやく苦しみながら一大事の出産を終え、「やっと私は元に戻るのね!」と思えるかと思えば、24時間ずっとずっと育児育児。自分というものが無くなり、完全に個が埋没。そして伴侶である夫は全然私を分かってくれない!やっぱり味方はこのお腹から産まれたこの子だけ。すれ違いから別居まで時間はかからない…

あんなにラブラブだったカップルもこうなるのだから、普通の映画の主人公じゃない私たちには、絶対こうなるのです。
それを夫婦で知って、それが起こったときに向き合うことに意味があるのだと思います。

出産前のカップルも、子育て真っ最中のカップルも、この映画を見て相手に対する思いやりをお互い持てればイイですね♪

☆☆☆☆




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